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鳴き声・足音・におい対策…集合住宅でのマナーガイドペット

  • 執筆者の写真: 弘瀬 達也
    弘瀬 達也
  • 5月12日
  • 読了時間: 3分

― ペットと安心して暮らせる“気づかいのある住まい方”を ―



ぺっとのしつけ


ペットと暮らせる賃貸住宅が増える中で、私たちが大切にしたいのは「マナー」と「思いやり」です。特に集合住宅では、鳴き声、足音、においといった生活音や環境が、周囲との関係性に影響を与えることも。

ちょっとした配慮が、飼育者自身も、ペットも、周囲の人たちも気持ちよく過ごせる秘訣になります。


この記事では、集合住宅でのトラブルを未然に防ぐための基本的なマナーと、実践しやすい対策をわかりやすくご紹介します。




1. 集合住宅での鳴き声対策|「音が響きにくい環境」をつくる

犬の吠え声や猫の夜鳴きは、特に深夜や早朝は近隣に届きやすくなります。以下のような物理的な対策+しつけの習慣づけが有効です。


● 環境の工夫
  • ケージの周囲に吸音パネルや厚手のカーテンを設置

  • 窓・玄関ドアのすき間風を防ぐテープやクッション材を貼る

  • 音が響きにくい部屋の中心側に寝床を設置する


● 鳴き癖のしつけ
  • 来客や宅配のタイミングで鳴く場合は、おやつを使って静かに待つ練習

  • 夜間の鳴き声が続く猫は、日中にしっかり遊ばせることで改善されることも

2. ペットの足音対策|“滑らず静かに動ける”床づくり

ペットがフローリングを歩いたり走ったりする音は、意外と階下に響きます。特に小型犬や猫でも、ジャンプや爪の音が深夜に響くこともあります。


対策アイデア
  • ジョイント式のタイルカーペットやラグを敷く(防音+滑り止め)

  • 足裏の毛を定期的にカットし、滑りやすさを防止

  • 遊ぶ時間を昼間に集中させ、夜は静かに過ごす習慣を作る

3. におい対策|“無臭”をキープするための習慣

ペットとの暮らしで“におい”は慣れてしまいがちですが、来客や隣室には意外と感じられるもの。特に、トイレ周辺・寝床・食事スペースに集中しがちです。


日常の工夫
  • トイレは1日1回以上の清掃+週1の丸洗い

  • 猫砂やペットシーツは密閉型のごみ箱や蓋付きバケツで管理

  • 空気清浄機や脱臭機を常時稼働させる(換気も重要)

  • 芳香剤よりにおいを吸着・中和するタイプの消臭剤を選ぶ

4. 意外な盲点|「ポリエステル素材の洋服」に注意

実は、人間の洋服の中にも“ペットシーツに似た素材”があることをご存知ですか?ポリエステル系の布地は、シーツやトイレマットと質感が似ているため、床やソファに脱ぎっぱなしにしておくと、ペットがトイレと勘違いしてしまうことがあります。

さらに一度排泄されると、においが残り、繰り返しその場所を選んでしまうリスクも。対策としては、脱いだ洋服は必ずハンガーやクローゼットへ収納するのがベストです。

5. “伝える力”もマナーのひとつ

近隣にペットを飼っていることを、あえて軽く伝えておくのも、トラブル予防に効果的です。「犬がいるので時々吠えてしまうかも…気になったら遠慮なく教えてください」と、最初からオープンな姿勢を示すことで、印象も柔らかくなります。


Groomの物件では、ペット共生の理解がある住人同士が多いことも特徴のひとつ。

それでも「気づかい」と「ことば」は、どんな環境でも良い関係をつくる鍵になります。


ペットと住む=「人と一緒に生きる」ということ


ペットは、音やにおいを出すのが自然な生き物です。それを「当たり前」だと思ってしまえばトラブルになり、「一緒に暮らす工夫をしよう」と考えられれば、共生できる住まいが生まれます。

小さな気づかいの積み重ねが、ペットとの信頼関係も、周囲との信頼関係も育てていく。Groomは、そんな暮らし方をこれからも大切にしていきます。

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